教員紹介

教授

石橋 勇志

主な研究

「作物の環境ストレス応答と作物生産に関する研究」

プロフィール

活動概要

作物学はフィールド(群落)・個体・細胞分子・地球環境にわたる複合的学問であり、農業(栽培)現場から作物生理を捉え、個体・細胞・分子レベルで解析を行い、その知見を再び農業現場へ還元することを土台としたいと考えています。昨今の地球環境変動や人口増加傾向による食糧問題は、作物収量の改善が世界的な重要課題であることを再認識させています。また、国内に目を向ければ、地球温暖化による水稲の収量・品質の低下、外国産大豆との収量性の差異、外国産小麦との収量・品質差など、日本国内においても作物収量の改善はもちろんのこと、子実品質の改善が再重要視されています。そこで、作物収量および品質において重要形質である子実(種子)に着目した研究を推進したいと考えています。ダイズにおいては、子実収量に関する形質として子実重改変へ向けてシンク形成機構から子実重の改変を試みています。また、水稲の高温障害やコムギの穂発芽など、子実品質の低下要因には登熟期間の環境要因が強く影響していることから、子実品質と登熟環境との関連性について明らかにします。作物子実の収量及び品質向上へ向けて、子実重の改変に関わる形質や登熟環境と子実品質との関係について、従来の作物学的手法に加えて、様々な遺伝資源やゲノム情報を活用し、分子生物学・生化学的手法から作物学研究に取り組みます。

ひとこと

担当科目

学部

作物学各論Ⅰ・Ⅱ

大学院

作物学特論
熱帯農学特論
Master's Thesis Research Ⅰ
Seminar in a Specified Field Ⅰ