教員紹介

准教授

荻野 由紀子

主な研究

「魚類の二次性徴形質の発生・分化メカニズム」
「魚類の比較解析から読み解く、雄の装飾的なかたち・求愛行動の進化基盤」
「性ステロイドホルモン・内分泌かく乱物質の作用メカニズム、環境モニタリング魚の作出」

プロフィール

活動概要

〇教育関連
農学部国際コースにおける留学生の学部教育、及び共創学部における授業を英語で行っています。環境と遺伝情報の相互作用をキーワードに、生物の多様な形質発現について、発生生物学、進化生物学、生態学、内分泌学を網羅する学際的な思考能力の育成を目指した教育活動を進めています。

〇研究関連
脊椎動物の多彩な繁殖戦略、多様な生物種の繁栄を導いた二次性徴形質発現の遺伝的背景、分子機構について、主に魚類を用いた解析を行っています。特に男性ホルモンによる多様な雄性形質発現とゲノム進化との関連性に着目するとともに、二次性徴発現に内包される発生プロセスに対する内分泌応答機構について、分子発生生物学を中心に研究しています。また、性ステロイドホルモン・内分泌かく乱物質の作用メカニズムの解明、応用として環境モニタリング魚の作出を進めています。

ひとこと

動物のかたちや求愛行動の多くがホルモンによる制御をうけています。ホルモンが関わる発生・生理現象に注目し、さまざまな生命現象の背景にある分子機構を明らかにすることで、生物多様性の理解を目指して研究を行っています。

担当科目

学部

Basic Ecology and Biology Ⅰ・Ⅱ
Ecological Developmental Biology Ⅰ・Ⅱ
Systematics, Diversity and Evolution Ⅰ・Ⅱ
BBEP M- Ⅰ・Ⅱ ;Molecular biology
Technical communication 3
Evolutionary Biology (共創学部)

大学院