教員紹介

教授

岩田 幸良

主な研究

「灌漑による作物の増収や品質向上に関する研究」
「地中熱ヒートポンプ等による再生可能エネルギーを利用した脱炭素社会実現に関する研究」
「土壌の水や肥料、熱の移動に関する基礎研究」
「土壌水分センサーの開発に関する研究」

プロフィール

活動概要

地球の陸地の40%以上を占める乾燥地の作物生産においては、水が制限要因となります。そのため、灌漑は農業にとって必要不可欠です。気候変動により干ばつが増えることが予測されていることから、灌漑の役割は今後さらに重要性を増してくると考えられます。また、水が豊富な日本でも施設園芸では灌漑が必要不可欠です。集中豪雨の多発による湿害の増加も懸念されます。私は、土の中の水や肥料成分の移動の特徴を利用して、これらに付随する諸問題を解決するための研究をおこなっています。さらに、農業における二酸化炭素削減を目的として、地中熱ヒートポンプやバイオ炭などを用いた脱酸素社会の実現に向けた取り組みを実施しています。

ひとこと

当たり前のことと思われている現象でも、実際に実験をしたり観測をしてみると全く異なる結果が得られることがあります。こういうことを経験すると、なんでも分かったような気になっているけれど、この世の中は実はわからないことだらけなんじゃないかと思います。このような経験は勉強だけでは得られない、研究をすることで得られる楽しみの一つだと思います。例え小さなことでも、こうした発見の積み重ねがより良い社会を作っていくと信じて研究を続けています。

担当科目

学部

灌漑工学
土壌物理学
生産環境の科学(分担)
農業と環境の科学(分担)

大学院

灌漑工学特論