教員紹介

助教

谷口 智之

主な研究

「水田灌漑地域における水動態と水管理実態の解明」
「農村地域が有する雨水貯留機能の評価」
「水田ソーラーシェアリングの課題とその解決策の検討」
「ため池の治水・利水安全度に関する研究」
「スイゼンジノリの保全に関する研究」
「農業水利施設の他目的利用」

プロフィール

活動概要

国内外の灌漑水田地域を対象に、そこでの水動態と農家による水管理を把握・分析することにより、効率的かつ持続的な水利用のあり方を検討してます。農村地域での使用水量は膨大であり、その影響は流域水循環にも大きな影響を与えますので、現地観測やモデルにより、その影響を評価・分析しています。また、近年では農業水利施設のストックマネージメントならびにその管理者である土地改良区の財源確保が大きな課題となっています。既存農業水利施設を有効活用することで、農業農村地域に新たな価値を生み出す方策についても検討しています。

ひとこと

農業農村整備の歴史は古く、現在の設計基準の多くも戦後に提案されたものを徐々に修正しながら発展してきました。しかし現在、農業・農村を取り巻く環境は劇的に変化しています。特に近年では、豪雨災害の多発、ICTやAI技術の進展、UAVや自動農業機械の実用化など、これまでとは異なる視点で農業・農村を考える時代に突入し、「農地」は食料生産の場,「農家」は農業で生計を立てる人、「農村」は農家の生活の場といった時代から、「農地」は食料生産+〇〇の場、「農家」は農業+〇〇で生計を立てる人、「農村」は農家+〇〇の生活の場といった、新たな時代へと変化しています。そして、この「〇〇」に何が入るかは、社会情勢、技術革新、関係者の発想による多様な可能性を秘めていると考えています。
そのような時代だからこそターゲットはあまり限定せず、農業農村地域の農地や水に関係することを対象に、その時々で面白いと感じることを手広く研究しています。

担当科目

学部

灌漑工学
利水工学
農村計画学概論
農村計画学

大学院