教員紹介

杣本 智軌

プロフィール

活動概要

ある病原体に感染、発病し治癒するとその病気には二度と罹らないという現象が魚でも存在する。これは哺乳類と同様に一度生体内に侵入した病原体を記憶するという獲得免疫系が魚類でも備わっていることを示しています。この獲得免疫系の主役はT細胞でありますが、魚類のT細胞機能に関する知見は乏しいです。そのようなか、クローンギンブナとそれら由来の細胞株を用いることにより、哺乳類の細胞傷害性T細胞の機能に匹敵する能力が魚の白血球にも備わっていることを明らかにしました。今後は、魚の獲得免疫機構がどこまで哺乳類に匹敵するものなのかを明らかにし、養殖魚の感染症のワクチン開発への貢献を目指した研究を行います。

ひとこと

担当科目

学部

魚類免疫学Ⅰ・Ⅱ
水族生化学実験

大学院

Master‘s Thesis Research Ⅱ
Seminar in a Specified Field Ⅱ
Master's Thesis