教員紹介

准教授

小名 俊博

主な研究

「1-2日で急速追熟、5日以内同時休眠打破の食可能液で高機能化」
「がん治療を標的としたテーラーメード型がん識別・薬効評価システムの創製」
「がん治療の臨床応用に向けた高感度複合システムの創製」
「高リサイクル性を有する森林資源の開発」

プロフィール

活動概要

リサイクルによるパルプ繊維の劣化と損失を原料から改善するため、高リサイクル性かつ高成長性を有した樹木を迅速に同定・選抜する技術を開発し、選抜木の交雑育種(植林)を実施すると共に、この発生機構を解析することを目的とします。これにより、効率的な森林資源のリサイクルと省エネルギーを達成し、資源循環型社会構築の実現を目指します。生産性の高い森林資源を創出することにより、CO2固定量を増加させることが見込めます。これまでに、リサイクル性に関与していると考えられる各種の材特性を、近赤外光フーリエ変換ラマン分光法と多変量解析を組み合わせることにより、非破壊的に定量する方法をユーカリで開発しました。また、同一地域で同様に育成され、成長にほとんど差がない樹木でも、個体によりリサイクル性が異なることがユーカリにおいて判明しました。これにより、高リサイクル性を有する樹木の選抜が可能であることが初めて解明されました。
各患者で抗がん剤の治療効果に有意差がある問題を取り上げ、既開発の表面プラズモン共鳴と生がん細胞を利用したがん細胞表面のみに作用しアポトーシスを起こす薬剤(効果)の迅速なスクリーニング手法を発展、小型化し、患者から採取した少量細胞を用い迅速に現場でがん細胞の判別、並びに治療法(各患者向け薬剤)が決定可能な超高感度、ポータブル型ナノデバイス複合システムの開発を行いました。
平成10年12月1日〜平成15年11月30日 科学技術振興事業団 戦略的基礎研究推進事業「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」研究領域において、「高リサイクル性を有する森林資源の開発」研究代表者
平成16年3月1日〜平成18年3月31日 科学技術振興機構 重点地域研究推進事業(育成研究)において、「がん治療の臨床応用に向けた高感度複合システムの創製」研究代表者
平成18年10月1日〜平成21年3月31日 科学技術振興機構 重点地域研究推進事業(資源活用型)において、「がん治療を標的としたテーラーメード型がん識別・薬効評価システムの創製」研究代表者

ひとこと

担当科目

学部

大学院