教員紹介

助教

松本 俊介

主な研究

「タンパク質の局在化における配送校正機構」
「新規CRISPR-Cas関連タンパク質の構造生物学」

プロフィール

活動概要

CRISPR-Casシステムは、原核生物が持つ獲得免疫機構であり、現在それを応用したゲノム編集技術が急速に開発されています。私は当研究室で独自に見出したCRISRP-Casシステムについて、生化学、構造生物学、細胞生物学などさまざまな手法を駆使して、(1)Casタンパク質の作動機構の原子分解能レベルでの解明、(2)Casタンパク質の機能-構造情報を基にデザインした改変体の創出、(3)様々な生物に適応できるゲノム編集技術の開発そして(4)迅速かつ高感度な核酸検出法への応用を目指しています。真核生物の細胞には、生体膜で仕切られた様々な細胞小器官(オルガネラ)が高度に発達し、さまざまな生物現象を支えています。オルガネラが正常に機能するためには、合成されたタンパク質が正確に各オルガネラに配送される必要があります。近年私たちは、オルガネラへのタンパク質配送異常に伴う誤配送をやり直す仕組みを見出し、その分子機構を出芽酵母を用いて解析しています。

ひとこと

担当科目

学部

大学院