教員紹介

教授

沖野 望

主な研究

「海洋生物資源の高度利用に関する研究」
「スフィンゴ脂質代謝酵素の解析」

プロフィール

活動概要

○研究活動
海洋生物資源の有効利用という観点から研究を進めており、その中でも特に、糖質・脂質の代謝酵素の探索とその利用に関する研究を海洋生物や微生物を対象に行っています。これまでの主な結果として、従来は哺乳動物でしか報告がなかったセラミダーゼという酵素が日和見感染菌として問題になっている緑膿菌に存在することを見いだし、世界に先駆けてその完全精製、遺伝子クローニング、結晶化による高次構造の解明に成功しました。また、カイメンから見つかった細菌型スフィンゴ糖脂質には、ヒトやマウスのナチュラルキラーT細胞を活性化することが知られていますが、その合成酵素に関する情報はありませんでした。私達は、細菌型スフィンゴ糖脂質の合成酵素の遺伝子クローニングに成功しており、現在は細菌スフィンゴ糖脂質の生物機能の解明や利用に関する研究を進めています。

ひとこと

海洋には、特有な環境があり、そこに生息する生物の中には、様々な有用物質を生産する生物が生息しています。私たちは海洋生物が生産する有用物質の中でも特に、高度不飽和脂肪酸や糖脂質に着目して、研究を進めています私達と一緒に海洋生物資源の有効利用に関する研究をしませんか。

担当科目

学部

海洋微生物学Ⅱ
海洋資源化学Ⅰ・Ⅱ

大学院

海洋生命化学特論