教員紹介

教授

中村 真子

主な研究

研究活動:世界の食料問題解決を目指した「平滑筋」と「骨格筋」の形成過程に関する研究
教育活動:高校生~博士課程までを対象とした「国際人材」の育成支援

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プロフィール

活動概要

○研究活動
【世界の食料問題解決を目指した「骨格筋」「平滑筋」の形成過程に関する研究】
世界的な人口増加に伴い、食料不足が懸念されています。私が研究対象とするニワトリ筋肉は食肉部位であり人類にとって貴重なタンパク質源です。しかし、一般に食べられている食肉(骨格筋)に対し、畜産副生物と呼ばれる内臓(平滑筋)は未だ活用しきれているとは言えません。そこで、「一羽の家禽から得られる食肉部位の増大」、「廃棄消化管部位の可食化」、「培養肉の技術開発」を目指して、ニワトリの「平滑筋」の形成過程に関する研究に取り組んでいます。同時に、高齢化社会における筋力維持やサルコペニア予防、消化管の収縮機能改善や子宮筋腫メカニズム解明等、健康科学分野への研究結果応用も目標としています。​

○教育活動
【高校生~博士課程までを対象とした「国際人材」育成支援】
・高校生を対象としたQURIESプログラム、QFC-SP高大接続プログラムにおける研究者育成
・九州大学での教育研究プラットフォームを築くための学内を横断した取り組み、海外大学との共同オンライン授業COILダブルディグリープログラムなどの推進​

世界的な食料問題は1大学、1か国では解決できません。伊都キャンパスをプラットフォームとして、そこから人材を世界中、国内外の企業や大学に送り出し、共同で解決していくエコシステムをつくりたいと考えています。​

ひとこと

私は学部2年次にはカナダ語学研修、修士1年次にはアメリカ企業で海外研究インターンシップにチャレンジし、博士課程修了後は博士研究員としてアメリカで5年間勤務した経験が今の自分を支えています。
九大生には好奇心旺盛でいてほしい、海外を視野に入れてほしい、研究の面白さに気が付いてほしい、どんな展開がまっているかわからない新しいチャレンジをしてほしい、そして、そう思ってもらえるには自分には何ができるだろうかと考えながら日々教育と研究を行っています。
私が主宰する動物生命科学研究室のグローバルな研究活動、教育活動に興味がある学生さんはぜひご連絡ください。

担当科目

学部

(全て日英バイリンガル開講):​
遺伝学と進化​
遺伝学とバイオダイバーシティ​
遺伝学と発生生物学​
遺伝子実験と解析技術

大学院

(全て英語開講):​
農学課題解決型演習Ⅰ​
農学課題解決型演習Ⅱ​
動物・海洋先端科学論