教員紹介

准教授

本城 賢一

主な研究

「生食用野菜栽培における損傷ならびに非損傷リステリア菌の可食部への汚染低減技術の開発」
「耐凍性に関する新規適合溶質の検索」
「クロレラの耐凍性獲得機構の解明」
「酵母への耐凍性付与に関する研究」
「高等植物への耐凍性付与に関する研究」

プロフィール

活動概要

研究活動については食品保蔵学の立場で植物性食品の貯蔵性を高めるために①植物の凍結耐性向上に関する研究を行い、食品衛生化学の立場から②栽培段階における野菜への食中毒細菌の汚染機構の解明の研究を行っています。
①ある種の植物では秋から冬にかけての低温にさらされることにより、耐凍性を獲得し、凍結しても生存可能となります。この耐凍性獲得には酵素を含めて多くの蛋白質の発現が重要です。そこで、これらの蛋白質をコードする遺伝子を耐凍性を獲得する単細胞緑藻であるクロレラなどから取り出し、低温や凍結に弱い植物に導入することで植物に耐凍性を付与し、低温および凍結に強い植物を作り出す研究を行っています。
②環境中に存在する食中毒細菌が栽培中の野菜類を汚染する際には、どのような経路をたどって汚染する可能性があるのかについて、リステリアを対象にして研究を行っています。

教育活動では、学部講義科目として食品保蔵学、実験科目して食品衛生化学実験を、大学院の講義科目としては食品加工学特論、安全性評価学特論を主として担当しています。また、学内の委員としては農学部の衛生管理者として職場環境の安全性確保に携わっています。

ひとこと

担当科目

学部

食品衛生化学実験
食品関係法規
食品保蔵学
食品加工学

大学院

食品加工学特論