教員紹介
野村 久子
主な研究
「農業・環境・エネルギー政策分野におけるRCTを用いたフィールド実験の手法の確立」
「エビデンスに基づく政策形成(Evidence-Based Policy Making: EBPM)のアプローチを主軸においた実証研究」
「SHEP (Smallholder Horticulture Empowerment Project(SHEP) approach(市場志向型農業振興)のインパクト評価研究」
「"IoP(Internet of Plants)" が導く「Next次世代型施設園芸農業」への進化『農家の労働力と利益効率の可視化とIoPの経済効果研究』」
「生ごみのグリーン資源の有効利用:需要と供給のアプローチ」
プロフィール
活動概要
開発政策・環境経済学で2005年にマンチェスターで開発行政・政策学学位取得。制度や政策導入によるインパクト評価(社会経済評価)を専門です。国内ではスマート農業のインパクト評価や生ごみリサイクル制度の促進ナッジ評価などを行なっています。国外では、新しい制度やプロジェクトが家庭内支出やFood securityへ与える経済効果を評価しています。近年は、RCT(無作為抽出)を用いたフィールド実験を研究手法の主としてイビデンスに基づく政策立案に資する研究も含めて行っています。具体的には、新しい農法や技術革新の普及による農家への経済的な影響を見ており、カンボジアでは技術提供をした女性農家の焼酎作りにかかる生産効率の変化や利益効率の向上評価、ベトナムでは天敵を用いた作物栽培の農家の生産行動変容を分析しています。そのほか農業と健康をテーマにエシカル消費の意識評価や、農村地域経済にもたらす伝統的な農業システムの価値などを評価しています。
ひとこと
担当科目
学部
Technical Communication 1-Ⅰ
Elementary Statistics Ⅰ・Ⅱ
Elementary Economics Ⅰ・Ⅱ
Current Global Agricultural Issues Ⅰ・Ⅱ
大学院
国際農業開発学特論
国際農業開発論(国際コース)
農村調査概論