教員紹介

平川　英樹

プロフィール

活動概要

微生物から植物、動物といった様々な生物がもつ多様な表現型と遺伝子情報との関連性を解明するため、バイオインフォマティクス技術を駆使した研究を行っています。現在、多様な生物についてのゲノム配列が解読され、遺伝子配列が得られていますが、生物にとって重要な遺伝子や働き（機能）が分からない遺伝子が依然として多く、生命現象を理解するためには、遺伝子機能をより詳細に明らかにしていく必要があります。これまでの研究によって、ゲノムやトランスクリプトーム、メタボロームなど様々なオミックスデータが得られており、データベース上で公開されています。そこで、これらの膨大な量のゲノム情報に対する解析や知識発見といったインフォマティクス技術を用いることで、機能的に重要な遺伝子や機能未知な遺伝子を明らかにし、有用な遺伝子を探索する研究を行っています。また、次世代シークエンサーから得られた実データを解析することで、様々な生物がもつゲノム配列や転写産物を解読、解析することで、生物がもつ特徴との関連性を明らかにする研究も行っています。大きく分けて以下の４つの研究課題を様々な生物を対象にして行っています。
（１）オミックスデータに基づく遺伝子機能情報の高度化による有用遺伝子の探索
（２）個体間の塩基配列の変異と表現型との関連性の解明
（３）転写産物および遺伝子機能の網羅的解析による遺伝子発現制御機構の解明
（４）ゲノム配列の解読によるゲノムおよび遺伝子構造の解明

ひとこと

担当科目

学部

大学院

遺伝子情報制御学特論