教員紹介

助教

阿部 隼人

主な研究

「生態系の熱・水・物質循環に撹乱が果たす役割」
「樹木の枯死プロセスと生態系への波及効果」
「効率的な森林計測手法の開発」

プロフィール

活動概要

福岡(篠栗町)・宮崎(椎葉村)・北海道(足寄町)にある九州大学農学部附属演習林を中心に研究・教育活動を行っています。専門は森林における公益的機能の評価です。特に、撹乱(かくらん)と呼ばれる大きな環境変動によって、森林が炭素を吸収・貯留する「炭素隔離(固定)機能」がどのように劣化し、またその後回復するのかに興味を持っています。最近では、『森の木はなぜ・どのように死ぬのか』『森の中で木が死ぬことは、生態系の機能をどう動かすのか』に関連した研究に取り組んでいます。最終的に、地球・地域規模で生じる様々な環境変動に対して、生態系とその機能をいかに後世に残していくかの議論に役立つ科学的根拠を提供することを目指しています。

ひとこと

日々の情報(個人・研究室)は各種SNSで発信中!https://linktr.ee/HayatoAbe
学生の方へ:森林は世界の約3割、日本の約7割の土地面積を占める世界最大の陸域生態系です。そしてこんなに広大だからこそ、森というシステムがどのように成り立ち、エネルギーや水、炭素などの物質が循環しているか、未だその一端しか明らかになっていません。人生一度きり、思い切って未知の森の中に入ってみませんか?いつでも演習林でお待ちしています。
研究機関・地方自治体・企業の方へ:九州大学演習林の利用を含め、他の研究機関や地方自治体、ネイチャーポジティブに関心のある企業との共同研究・生態系保全の実践を推し進めています。メールアドレスよりいつでもご連絡下さい。

担当科目

学部

卒業論文・修士論文・博士論文
(いずれも所属研究室である流域環境制御学研究室の教員として分担します)
景観管理学
森林科学入門
生態水文学実習(公開森林実習,教員免許取得要件に該当)
森林調査実習Ⅱ

大学院

卒業論文・修士論文・博士論文
(いずれも所属研究室である流域環境制御学研究室の教員として分担します)
森林生態水文学特論
Fieldwork on Bioresource an Bioenvironment 2