研究室紹介
水産生物環境学
人類の活動によって破壊された水環境を修復する
水環境における化学物質汚染のモニタリング、化学物質の水生生物への単独および複合影響評価、魚類血中異物結合タンパク質の機能解明、汚染泥の除去技術開発、赤潮の発生機構の解明および赤潮生物の生理生態に関する研究。
研究テーマ
(1)化学物質とマイクロプラスチックの複合毒性に関する研究
(2)新規魚類リポカリンタンパク質TBT-bpsの機能解析
(3)赤潮藻類の生態・毒性
(4)化学物質の毒性評価
(5)環境汚染モニタリング
水産生物環境学研究室は 1978 年に水産増殖環境学研究室として設立されてから現在まで「人類の活動によって破壊された水環境を修復する」ことを目的とし、水環境で発生する様々な環境問題に取り組んできました。
現在は、分析化学や生化学、分子生物学、行動学などの幅広い実験手法を基盤とし、環境汚染物質 (化学物質、マイクロプラスチック) の水生生物への影響 (生体内での蓄積・代謝、行動、繁殖活動等への複合影響) とその対策、並びに、魚介類に大きな被害を与えている赤潮の発生機構解明やその被害軽減策の開発を二本の柱にした研究を行っています。