研究室紹介

高分子材料学

多糖ナノファイバーから機能材料の創製、天然高分子材料の構造と物性の相関性、解析、繊維材料における基礎理論の構築。

教授:
准教授: 巽 大輔
助教:

研究テーマ

(1)非線形パターニングを用いたネットワーク構造の調製とその物性
(2)繊維ネットワークの構造とレオロジー特性
(3)繊維材料における基礎理論の構築

古くから人は、生物が作り出す高分子を材料として巧みに利用してきました。代表的な高分子は、地球上で最も多く存在する有機化合物であるセルロース、昆虫や甲殻類の外皮 の主成分であるキチンです。このほかにも、さまざまな生物から有用な多糖類が得られます。また、絹などのタンパク質繊維も重要な高分子材料です。  これらの“資源高分子”は、それぞれ一本の分子からナノサイズの微小繊維や分子集合体を形成し、さらに集まって大きなマイクロサイズでの構造体 を形成します。これは階層構造形成と呼ばれ、資源高分子を研究する上で最も大切な概念です。当研究室では、この概念を基本として、「どのようなメカニズムで分子が集合するのか」という基礎研究から、「分子の集合状態を制御した構造体の構築」という発展的研究まで、機能材料の創製を目的として研究を行っています。

研究キーワード

材料