研究室紹介
生物資源化学
生命を形作る構造から新機能を見つけ活用する
森の恵みの多糖類や微生物を用いるメディカル・コスメ分野のモノづくりをしています。天然構造多糖のセルロースナノファイバーのナノ形態・界面構造に着目した再生医療用幹細胞培養基材の開発、感染症ワクチンの効果を高める免疫アジュバントの開発、海洋生分解性木質模倣真球微粒子の開発と化粧品応用、担子菌遺伝子を酵母に導入したセルファクトリーを用いる創薬シード化合物や香料物質の合成などに挑戦しています。
研究テーマ
(1)再生医療の最重要課題である幹細胞・組織の生体外培養多糖足場の開発
(2)感染症ワクチンや抗がん剤の効き目を高める免疫アジュバントの開発
(3)木質のナノ構造を模倣した海洋生分解性真球微粒子の開発と化粧品応用
(4)担子菌の高度な物質変換能の源であるシトクロムP450酵素の機能開拓
(5)セスキテルペン合成酵素とP450酵素との組み合わせによる革新的創薬
生物資源化学研究室では、「生命を形作る構造から新機能を見つけ活用する」を合言葉に、樹木多糖のナノ構造に着目した医工学材料開発や、森林微生物の高度な物質変換能を活かす創薬研究など、森林を舞台に最先端のナノ・バイオ研究を探究しています。