研究室紹介
森林圏環境資源科学
森林環境や森林を構成する多様な生物について、幅広い角度から研究を進めています。植物の環境機能を明らかにすると同時に、機能性食品・化粧品・医薬品などで人間生活を改善する有効成分を解明し、森林資源の多角的な有効活用を目指しています。植物生理生態学や生物環境物理学をベースに植物の進化や大気・光・土壌環境、森林昆虫を対象とした研究、宇宙農業や火星のテラフォーミングに向けた研究も進めています。
研究テーマ
スギの香りの人への影響評価、各種キノコ(博多スギタケ、エノキタケ、ブナシメジ、霊芝、ヤマブシタケ)、植物・微生物・昆虫・海産物等の成分解明と機能性評価、畳の香りの標準化に向けた取組も進めています。各種クロマトグラフィーを用いた機能成分の単離同定やLC-QTOFMSを用いたメタボロミクス解析、植物の香りの人試験、抽出された成分の機能解明(細胞等を用いた機能性評価)を行っています。
コケからシダ、針葉樹などの進化過程を、光利用の観点から解析しています。進化を駆動する環境要因を解明するため、太陽放射や重力が及ぼす影響を、宇宙実験も含めて研究しています。これらの研究成果を生かした新しい実験・測定機器の開発を進めています。