研究室紹介
食品衛生化学
食の安全と高品質の確保
食中道最近制御へのバクテリオファージの高度利用、分子生物学的解析に基づく食品の低温貯蔵性の改善、食中毒細菌の特性解析、細菌のストレス応答とパーシスターの制御、天然由来成分の抗菌・抗毒素作用、食中毒細菌の迅速検出、農産物栽培におけるワンヘルス戦略
研究テーマ
(1)農産物の汚染低減
(2)食品の貯蔵性向上・凍結耐性向上
(3)食中毒細菌研究
(4)食中毒細菌・腐敗細菌の制御
食品の製造・流通過程で受けるストレスによる食中毒細菌の損傷および回復機構の解明、農産物への食中毒細菌の再付着防止法開発、効率的な農産物殺菌のための複合処理法の構築、主要食中毒細菌の同時一斉検出系の開発、カテキン類の抗菌作用機構の解明、植物への耐寒性・耐凍性付与に資する耐凍性の発現に関係する各種遺伝子の同定と耐凍性発現遺伝子の導入による耐凍性パン酵母や植物の育種に関する研究を行っています。
特に、この5 年間では、植物ポリフェノール、食品由来の抗菌性物質、バクテリオファージなどを利用して、食中毒細菌(大腸菌O157:H7,カンピロバクター、黄色ブドウ球菌,ウエルシュ菌など)の制御、バイオフィルム形成阻害,細菌性毒素阻害の研究、ならびに、食中毒細菌の熱耐性獲得機構解明、抗生物質耐性菌に関する研究、野菜の凍結貯蔵性の向上に関する研究を行っています。