研究室紹介
ゲノム化学工学
植物の核ゲノムとオルガネラゲノムの研究、ゲノム編集などのゲノム工学技術の開発と、それを利用した応用研究や実用化を進めています。
研究テーマ
(1)ゲノム(DNA)編集、トランスクリプトーム(RNA)編集技術の開発と利用
最近、ゲノム編集技術が注目されています。当研究室では、植物に多く存在するPPRタンパク質を利用した独自のDNA/RNA編集技術の高度化と応用利用を目的とした以下の研究を進めています。
・RNA編集:非コードRNA、および翻訳の制御と医療応用
・DNA編集:有用作物の開発
(2) 植物における核と細胞質の相互作用に関する研究
植物には、核、ミトコンドリア、葉緑体の3つの異なる区画に遺伝情報(ゲノム)が存在します。これらがどのように協調して生命を維持しているのか、を明らかにする目的で以下の研究を進めています。
・オルガネラゲノム編集によるオルガネラ遺伝子の機能解析
・ミトコンドリアが引き起こす花粉不稔性の理解と高度利用