研究室紹介

遺伝子制御学

生命現象の基盤を解き明かす

遺伝子発現制御ネットワークの解明に関する基礎研究から応用のための技術開発に至る研究・教育を実施。具体的には、生物の様々な生命現象における遺伝子発現解析、生物の遺伝子発現制御ネットワークの解析、発生過程・細胞分化の際の遺伝子発現制御、肝硬変・肝ガン治療薬ターゲット遺伝子の探索、次世代シークエンサーを用いたマグロなどの様々な生物種のゲノム配列解読・解析を行っている。

教授:
准教授:
助教: 牟田 滋

研究テーマ

(1)細胞分化のエピジェネティック制御システムの解明
(2)がん細胞の浸潤能制御システムの解明
(3)炎症におけるサイトカイン作用の制御システム
(4)麹菌におけるヒト型セラミド合成システムの解析
(5)WODLによる微生物培養システムの開発
(6)WODLによる動物細胞培養システムの開発
(7)遺伝子発現制御機構のコンピュータによる解析手法の開発
(8)ゲノム情報解析

遺伝子制御学分野では、微生物などに見られる普遍的な現象から高等脊椎動物の高次細胞機能までの広範囲の生物現象を研究対象とし、遺伝子の制御機構解明を主課題として生命現象の基盤を解き明かすことを目的とした研究を行っています。研究にあたっては、分子生物学や細胞生物学の手法によってデータを収集し解析する実験生物学的方法論をメインの手法としていますが、コンピュータを用いた計算機科学的、いわゆる、バイオインフォマティクスによる方法論も有機的に取り入れて生命現象解明を目指している。また、ゲノムプロジェクトによって得られた成果を利用したトランスクリプトームやプロテオームなどのオミクスデータ、さらに次世代シーケンサーによるゲノム情報なども利用しています。

研究キーワード

ゲノム微生物機能性物質環境生物資源発酵遺伝子