研究室紹介

灌漑利水学

「灌漑」は、農作物の生育に最適な土壌水分状態をコントロールするために行われます。特に、近年では農地の汎用化(水田だった農地を畑としても利用できるようにすること)が進められており、もともと排水がよくない水田を畑として利用する際、排水性の確保が大きな課題となっています。このように灌漑と排水は表裏一体です。本研究室では、水田作、畑作に適した圃場の水分状態を確保するために必要な知見、技術を「灌漑」「圃場排水」の両面から研究しています。

教授: 岩田 幸良
准教授:
助教: 谷口 智之

研究テーマ

(1)農地における作物栽培に適した土壌水分環境
(2)農業農村地域における水動態と水管理
(3)流域における効率的な水利用と治水対策
(4)農地と農業水利施設の多面的機能と他目的使用

当研究室では研究を研究で終わらせるのではなく、将来の農業農村地域をデザインし、その実現を目指しています。現在起きている課題や将来起こりうる課題を考慮しながら幅広い研究テーマを実施し、各テーマで得られた成果を現場に実装するアイデアを提示することで、農業農村地域の未来像を発信していきたいと考えています。

研究キーワード

エネルギー土壌気候変動水環境災害環境