研究室紹介

家蚕遺伝子資源学

世界一のカイコストックセンター

世界一の多様なカイコを保有し、研究・教育・分化・産業に貢献しています。また、カイコや関連する昆虫をベースにした研究・教育を行っています。

教授: 藤井 告
准教授:
助教: 日野 真人

研究テーマ

(1)カイコのルーツと進化に関する研究
(2)カイコの凍結保存に関する研究
(3)変異体の原因遺伝子の解明
(4)染色体異常の構造解析
(5)新しいシルク素材の開発

本研究室は、世界一の研究用カイコを保有しているカイコのストックセンターです。その多様なカイコ800系統余のカイコをベースに研究を行なっています。普通、カイコの繭は白色が一般的ですが、実は黄色、オレンジ、ピンク、クリーム色など様々です。幼虫の色にも黒や茶色、赤などの変わった特徴を持つカイコがいます。
それら(変わった性質)を正常な性質を持つカイコと比較研究することで、何故変わった形質を示すかがわかります。逆に、普通のカイコの持つ遺伝子の構造や機能を知ることができます。突然変異体は生命現象の神秘を知ることの出来る宝物です。
カイコは養蚕業で培われた大変扱い易い昆虫で、実験動物としても優れ、動物愛護の高まりの中、マウスやラットの代替実験動物としても注目されています。

研究キーワード

ゲノムタンパク質代謝昆虫生命生物資源細胞行動農業遺伝子酵素