研究室紹介

水族分子発生学

繁殖様式の多様性を導いた二次性徴形質の進化・発生メカニズム

生物多様性の基盤となる繁殖様式の多様性を導いた二次性徴形質の進化・発生メカニズムについて主に魚類を用いて研究している

教授:
准教授: 荻野 由紀子
助教:

研究テーマ

(1)魚類の二次性徴形質の発生・分化メカニズム
(2)魚類の比較解析から読み解く、雄の装飾的なかたち・求愛行動の進化基盤
(3)性ステロイドホルモン・内分泌かく乱物質の作用メカニズム、及び環境モニタリング魚の作出

雄と雌の外部形態や行動の違いはどのように形成され、進化してきたのでしょうか? 性的二型の進化はチャールズ・ダーウィンの性選択の理論から、慣れそみの深い事象ですが、その表現型進化の分子機構の多くが未解明です。当研究室では、ゲノム重複によるステロイドホルモン受容体の進化やそれらの下流制御因子の種間相違から、二次性徴形質として現れるかたちや行動の進化・発生メカニズムについて研究しています。
また、性ステロイドホルモン・内分泌かく乱物質の作用メカニズムについての研究、環境モニタリング魚の作出も行っています。

研究キーワード

ゲノムホルモン動物水産環境行動遺伝子