【トピックス】小山 彰彦 助教が、日本ベントス学会奨励賞を受賞しました!

2025.12.10 トピックス
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受賞講演の様子

小山 彰彦 助教が、2025年度日本ベントス学会奨励賞を受賞しました。
日本ベントス学会奨励賞は、ベントス研究において優れた業績を挙げ、学会活動に貢献した若手研究者に贈られます。


研究の概要

ベントスとは、大雑把に言うと水底で暮らす生物です。河口・沿岸域には様々なベントスが暮らしており、私たちの豊かな生活を支えられていると言っても過言ではありません。しかしながら、人間活動の影響で絶滅の危機に瀕するベントスも多くみられます。このような希少なベントスの保全は私の研究テーマの一つであり、これまで魚類、節足動物、貝類、および多毛類などに焦点を当て、分布域の把握、生息環境の評価、生息適地面積の推定などを進めてきました。これらの研究成果がベントス研究の発展に寄与したとして、日本ベントス学会にて高く評価されました。

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河口干潟の景観(左)
および希少なベントスの一例(右)

期待する効果

私の研究成果が実社会に反映されること、つまり、希少なベントスの保全、およびそれらが暮らす河口・沿岸域の保全に寄与することを期待しています。加えて、国際的な社会目標であるネイチャーポジティブの達成に向けて、希少なベントスの個体群を回復するための活動や、河口沿岸域を再生するための事業展開が、より活発になることを期待しています。また、本成果を通して、ベントスの魅力や環境の保全と再生の重要性が、少しでも多くの人に伝われば幸いです。


受賞者からひとこと

水圏環境から生態系サービス(自然の恵み)を持続的に利用できる社会を目指すことは、水産学・農学分野における重要なテーマの一つです。河口・沿岸域に暮らすベントスは、我々の食料資源を含む様々な生態系サービスを我々に提供していますが、その保全に向けた研究はまだまだ少ない状況です。ベントスという言葉は聞きなれないかもしれませんが、これを機に、少しでもベントスの魅力を知っていただき、ひいてはベントスの保全、および河口・沿岸域の保全と再生に少しでも興味を持っていただければ幸いです。


お問い合わせ先または詳細

日本ベントス学会ウェブサイト
小山 彰彦 助教