【トピックス】ドキュメンタリー映画「九州大学 彦山生物学実験施設」が、福岡アジアフィルムフェスティバルで上映されます。

2025.09.29 トピックス
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左上:高千穂宣麿男爵  右上:現在の実験施設
左下:昭和11年開設当初の彦山生物学実験施設  右下:高千穂男爵が英彦山で採集した昆虫標本

この度、九州大学農学部附属彦山生物学実験施設を舞台にしたドキュメンタリー映画「九州大学 彦山生物学実験施設」が、 福岡アジアフィルムフェスティバルで上映されることになりました。

彦山生物学実験施設は、昆虫を中心とした九州に生息する生物の特性を明らかにするために開設され、現在に至っています。開設後、約90年の間に30万点以上の昆虫標本が蓄積され、研究成果として様々な出版物が刊行されました。英彦山には多様な自然林が残されている上、実験施設で宿泊しながら長期間の調査が可能であることから、これまでにヒコサンオオズナガゴミムシなど50種を超える新種が発見されています。

今回の記録映画では、英彦山に生息するオオカマキリモドキやアオタマムシなどの珍しい昆虫類や、九大のスタッフと学生や地元の昆虫愛好家による昆虫採集の様子の他、最初に昆虫学実験所を設立した高千穂宣麿男爵、英彦山に通って多くの俳句を詠んだ俳人杉田久女の逸話、座主院跡としての実験施設一帯の歴史的な価値などが紹介されています。

日時 10月9日(木)15:10~
10月13日(月・祝)13:00~
上映後、児玉監督によるトークあり(20分)
場所 福岡アジア美術館 あじびホール
詳細 福岡アジアフィルムフェスティバル公式サイト