【トピックス】農学部2年生 弓場元 悠人さんが令和6年度山川賞を受賞しました!
令和6年9月25日(水)、本学伊都キャンパスの椎木講堂において、九州大学基金支援助成事業「山川賞」の令和6年度受賞者に対する授賞式が行われ、農学部2年生 弓場元 悠人さんが受賞されました。
九州大学基金支援助成事業「山川賞」
山川健次郎初代総長の名を冠した賞であり、九州大学教育憲章が指向する人間性、社会性、国際性、専門性について優れた志を持ち、学業に優れ、将来、社会の様々な分野で指導的な役割を果たし広く世界で活躍することを目指す九州大学の学部学生を選考し、次代を担う若者を育てることを目的とした事業です。
日本の森林を世界の最先端にー森林を技術によって改革するー
私が山川賞を受賞させて頂いたテーマは、「日本の森林を世界の最先端にー森林を技術によって改革するー」です。概要は、昨今話題となっている仮想現実(VR)や拡張現実(AR)等の技術を統合した技術であるXR技術というものを用いて、日本の森林の管理が行いやすくなるプロダクトを開発したいというものです。これらを実現するためにXR技術開発を行っている学生団体に所属し、講義の後や余暇の時間を用いてXR技術を開発しながら学んでいます。
興味を持ったきっかけ
森林とXRを組み合わせることに興味を持ったきっかけは、高校の探究学習の時間に宮崎の林業を営んでいる山師の方の話しを聞く機会があって森林に関して強い興味を持っていたことと、春に受けた集中講義にて現在所属している学生団体の代表と出会ってXR技術というものがあることを知り、現実空間では不可能なことでも実現しうるXR技術を用いれば森林に対して新しいアプローチができるのではないかと思ったことです。
これから取り組んでいきたいこと
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ひとことで森林の管理といっても目的や手段といった細かい目標を定めることができていないため、普段の学習の中で森林の管理について考える視点を養っていくことがまず一番にするべきことだと考えています。さらに、他大学の公開演習やドイツやカナダといった海外への留学などに取り組んで国内外問わず実際の森林に触れる機会を増やしていきたいと考えています。また、XR技術開発を継続して行って技術に対する理解を深めていくだけではなく、実際に森林での学びを生かしたプロトタイプの作成に取り組んでいきたいです。
関連サイト
- 九州大学独自の奨学金について
- 九州大学基金サイト「令和6年度「山川賞授賞式」の挙行について」