【トピックス】国際林業学生ネットワーク(IFSA)の九州大学支部(IFSAQ)の設立総会を開催しました。

2025年1月23日(木)(「イフサ」の日)に、IFSA(International Forestry Students' Association)の九州大学支部(Local Committee)であるIFSAQの設立総会が行われました。IFSAは世界各国で森林学を学ぶ・森林に関心のある学生を結び、教育や協力、持続可能な森林管理を促進する学生の国際的なネットワークで、現在64か国、141大学に支部があります。IFSAは農学研究院が2024年11月に学術交流協定を締結した国際林業研究センター(CIFOR)・国際アグロフォレストリー研究センター(ICRAF)とも次世代の林業専門家の支援と世界的な林業教育の推進のためのパートナーシップを有しています。
九州大学農学部グローバルゲートウェイオフィスでは、2023年と2024年にインドネシア共和国で海外学生短期派遣プログラム(サマーコース)を実施しました。同サマーコースで海外IFSAメンバーと交流し「九州大学にもIFSA支部を設立して国際交流の場を更に広げたい」という思いを持った学年も研究分野も異なる学生10名が発起人となり、IFSAQの設立総会を開催する運びとなりました。
IFSAQ設立発起人(アルファベット順)
- 福岡弓佳・農学部3年生・微生物遺伝子資源学研究室
- 伊藤里紗・農学部3年生・食品衛生化学研究室
- 岩野純奈・生物資源環境科学府修士2年生・森林政策学研究室
- 片平帆香・生物資源環境科学府修士1年生・森林政策学研究室
- 小田捺月・生物資源環境科学府修士1年生・海洋資源化学研究室
- 清水万愛・農学部3年生・農業生産システム設計学研究室
- 十島慎太朗・生物資源環境科学府修士1年生・森林計画学研究室
- 津﨑貴博・農学部1年生
- Vergil Salgado Mariana・生物資源環境科学府修士2年生・森林政策学研究室
- 山口エンリケ重信・生物資源環境科学府修士1年生
設立総会には海外IFSAからTri Nadia Asrini さん(Asia Pacific Regional Representative・インドネシア)、Fiana Eka Aprilia さん(Membership Counselor・インドネシア)、Lutfiyyah Roihana さん(Representative of IFSA LC Gadjah Mada University・インドネシア)、Sheng Hao Luo さん(Representative of National Taiwan University Forestry Student Association・台湾)、Seongmin Park さん(IFSA Korea Representative・韓国)がオンラインで出席しました。
また本学から、中尾 実樹・農学研究院長・教授、廣政 恭明・国際教育ナビゲーションセンター情報統括部門・教授、古賀 信也・農学研究院・教授、笠原 玉青・農学研究院・准教授、北 浩子・農学研究院 附属国際農業教育・研究推進センター・准教授、楠本聞太郎・農学研究院・助教、藤原 敬大・農学研究院・准教授、宮﨑 香織・農学研究院 附属国際農業教育・研究推進センター・職員、御幡 友里子・農学系部局国際推進室・職員、塩塚 真由美・農学系部局国際推進室・職員が対面とオンラインで列席しました。
設立総会は英語で開催され、十島慎太朗さんが司会を務めました。はじめに清水万愛さんが発足人代表として挨拶を述べた後、来賓の紹介があり、中尾農学研究院長と海外IFSAのメンバーがお祝いの言葉を述べました。議案1では伊藤里紗さんからIFSAの概要と設立趣意書についての説明があり、IFSAQの設立が承認されました。議案2では清水万愛さんからIFSAQの団体規則(Statutes)についての説明があり、海外IFSAメンバーからの具体的な質問も寄せられ、活発な議論が行われました。議案3では、IFSAQの役員案が示され、Presidentに清水万愛さん、Vice Presidentに福岡弓佳さん、Internal Executive Officerに伊藤里紗さん、Public Relations Executive Officerに津﨑貴博さん、Research and Community Service Executive Officerさんに岩野純奈さん、DEI Executive OfficerにVergil Salgado Marianaさんが選出されました。続いて、中尾農学研究院長、清水万愛さん(President)、福岡弓佳さん(Vice President)がIFSAの加盟申請に必要な書類に調印しました。議案4では、福岡弓佳さんがIFSAQの活動計画のプレゼンテーションを行いました。最後にサマーコースを引率した藤原敬大准教授と廣政恭明教授がIFSAQ設立のお祝いの言葉を述べ、設立総会は終了しました。
今後IFSAQは九州大学農学部公認の学生団体として大学演習林も活用しながら森林や環境に関する自主的な活動や各国のIFSAメンバーとの交流を行う予定です。2025年度の活動として7月に韓国で開催されるアジア・太平洋地区会議(APRM:Asia Pacific Regional Meeting)、8月にインドネシアで開催される国際林業学生シンポジウム(IFSS:International Forestry Students' Symposium)に参加することを計画しており、IFSAQから学生を派遣する渡航費を集めるためのクラウドファンディングも予定しています。
IFSAQの活動を通じて学生が主体となった国際交流が推進され、地球環境問題の解決に向けた学生達の国際的なアクションにつながる事が期待されます。IFSAQでは、学年、学部を問わず新メンバーを募集しています。興味のある学生はぜひ下記の問い合わせ先までご連絡ください。


参考サイト
- IFSA
- 2025アジア・太平洋地区会議(APRM)韓国
- 2025国際林業学生シンポジウム(IFSS)インドネシア
- 【トピックス】海外学生短期派遣プログラム「国際農学共修プログラム 2024熱帯林と気候変動をテーマとしたサマーコース@インドネシア」を実施しました。
- 【トピックス】国際林業研究センター(CIFOR)・国際アグロフォレストリー研究センター(ICRAF)との学術交流協定調印式を開催しました。
お問い合わせ先
IFSAQ
Mail:ifsaq.japan★gmail.com
※メールアドレスの★を@に変更してください。
Instagram:ifsaq_kyushu