【お知らせ】「嘉麻市における社会実証試験中のコバエ発生に関する再発防止」への取組みについて

2024.09.27 その他

令和6年9月27日
九州大学大学院農学研究院長
中尾 実樹

「嘉麻市における社会実証試験中のコバエ発生に関する再発防止」への取組みについて

 このたび、令和6年3月中旬に、九州大学農学研究院が実施する嘉麻市におけるカブトムシ飼育の実証試験においてコバエが近隣住居へ侵入するという事案が発生しました。このコバエが近隣住居の皆様の生活環境に侵入したことにより多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
 このことを受け、本年4月16日に九州大学記者クラブ会員宛てにプレスリリースを発出し、説明会を開催したところですが、5月1日に設置した、嘉⿇市における社会実証試験中のコバエ発⽣に関する第三者調査委員会(以下、「第三者調査委員会」という。)からの調査報告書の提出があり、再発防止の提案がありました。
 農学研究院では、第三者調査委員会からの本事案の検証及び再発防止の提案を受け、以下の再発防止策を講じ、「九州大学農学研究院の「嘉麻市における社会実証試験中のコバエ発生に関する再発防止」への取組み」(別添1)として取りまとめ、再発防止のための取組みを実施します。

<再発防止策>
  • 事案発生時の一報の連絡先として、「農学部等危機発生時の連絡体制」に「教育研究に関する事故等」を追加し、組織全体で対応するように周知した。
  • 害虫が発生した際の対応を記載した「ヒヤリハットの実例」を追加し、農学部等事務部のホームページに掲載し事例の周知、注意喚起を図る。
  • 学外で実証試験を実施する場合のチェックリストを作成し、ホームぺージに掲載し、注意喚起を図る。
  • 学外での実証試験の研究課題について、農学研究院研究戦略委員会において、実施前に可否等確認し、実施中も定期的に報告を求め、進捗状況を確認する。

 第三者調査委員会からの調査報告書(別添2)と併せて農学研究院のホームページに公表します。今後、学外の実証試験を行う場合は、計画段階からリスク管理に取り組み、このような事案が発生しないように再発防止を徹底してまいります。


(別添1) 九州大学農学研究院の「嘉麻市における社会実証試験中のコバエ発生に 関する再発防止」への取組み
(別添2) 調査報告書


お問合せ先

九州⼤学 農学部等事務部 総務課 研究協⼒係 泉
TEL:092-802-4506
Mail:norsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。