先輩からのメッセージ

自分の好きなことを探求する

農学部 生物資源環境学科
応用生物科学コース 食糧化学工学分野
学部4年(2024現在)

片山 ゆい

九州大学農学部の魅力は、自分の好きな分野を思う存分探求 できることだと思います。私は幼い頃から興味のある「食」につい て深く学びたいと思い、食糧化学工学分野に進学しました。この分野では、食に関して多方面から専門的な事柄を学べるほか、座学だけでなく4年生からの研究で必要な基本的な実験技術も身につけることができます。また、同じ興味をもった友人に出会え、切磋琢磨しあいながら充実した大学生活を送ることができます。受験勉強は大変だと思いますが、皆さんの努力が身を結び共に学べる日を楽しみにしています。

農業から防災まで

農学部 生物資源環境学科
地球森林科学コース 森林機能制御学分野
学部4年(2024現在)

高橋 広

九州大学農学部では、二年生の夏までに、文理を問わず教養科目と基礎的な専攻科目を修め、秋から各コース・分野に配属されます。入学から配属までの猶予があるため、その期間で徐々に自分の方向性を決めることができるのではないかと思います。
私の地元は稲作が盛んな地域であり、元々農学分野に進むことを考えていました。しかし、それと並行して災害についても興味を持っていました。ある授業で、全国各地で頻発している土砂災害は、降雨に加え森林と深く関わっていることを学び、今は地球森林科学コースの森林保全学研究室に所属しています。
ぜひ、幅広い分野から興味のあることを探してみてください。

生産環境について幅広く学べる

生物資源環境科学府 環境農学専攻
生産環境科学教育コース 水環境学研究分野
修士課程1年(2024現在)

菱田 祥子

私は農業生産に関わる環境についてさらに学びたいと思い、生 産環境科学教育コースを選択しました。このコースでは、農業と環境または食料の生産・流通について学ぶことができます。また、土・水・気象・植物・機械と研究対象が幅広いことが特徴であり、様々な知識を得ることができます。現在は水環境学研究室に所属しており、洪水予測手法の開発を目指し、数値シミュレーションを用いて降雨流出モデルの構築に取り組んでいます。研究を通して考える力や伝える力などが少しずつ身についていることを実感しています。皆さんもぜひ農学部で興味のあることを見つけて学び、充実した大学生活を送ってみませんか。

生物の分子メカニズムを理解して新しい食品を開発する

生物資源環境科学府 生命機能科学専攻
システム生物工学教育コース 発酵化学分野
2020年度修士課程修了

森 日香里

システム生物工学教育コースの魅力は、生命現象を深く理解し、人々の生活に役立つ知見を生み出すことができる点です。私も当時の研究生活では、生命現象の複雑さに驚き、またその一端を明らかにして喜びを感じ、充実した時間を過ごしました。現在は食品メーカーでより応用的な研究に取り組んでいますが、当時の研究の進め方やディスカッションの深め方は今でも役に立っていますし、生物が持つ分子メカニズムを利用して何か新しい事業が作れないか?という観点で、関連分野の研究を調査することもあります。医・食・農等の様々な産業とのつながりを持つ当教育コースで、ぜひ実りのある大学生活を送ってください。